だいすけろくの日々

だいすけろくが呟きます。旅ネタ多め✈️

イタリア旅行2024覚え書きDAY9

おはようございます。

3月13日(水)、イタリア旅9日目です。ヴェネツィアを出て北イタリア最後の街ミラノに向かう日です。

最後のヴェネツィア散策へ

5時頃に一度目覚めましたが、疲労が溜まった感じだったので横になっていたら、二度寝してしまい、次に目覚めたら9時40分頃になっていました。

ホテルのチェックアウトのリミットが10時なので、大急ぎで荷物をまとめてチェックアウト。ただ、15時30分発のミラノ行きのバスに乗るまでは全然時間があるので、ホテルのフロントで荷物を預かってもらい、最後のヴェネツィア散策に出発しました。

昨日までは曇りでたまに雨、風も吹いていたのに、ヴェネツィアを去る今日は快晴でポカポカの陽気でした。

到着日は荒天、最終日は快晴。わしの旅あるあるです。昨年に南フランスのトゥールーズに滞在していた時なんてもっと酷かったですから。

ホテルをチェックアウトしてしまったため、昨晩夕食を食べたレストランの近所のカフェで、マーマレード入りクロワッサンとカプチーノの朝食。計5ユーロ(約800円)。

果物屋さんは絶賛営業中。

運河の岸辺では、昨日まではなかった魚屋さんが営業していましたが、品揃えは今ひとつでした。おそらく主だった魚は早い時間帯に売れてしまったためでしょう。マグロの頭がイカついですね。どう料理するのか気になりますが。もっと早起きしていたら、きっともっといろんなアドリア海の魚を見ることができたはず。

 

サンマルコ広場

いつもならリアルト橋を渡ってたどり着いていたサンマルコ広場ですが、今日は別ルートでたどり着きました。というか、リアルト橋を目指して歩いていたつもりが、気がついたらサンマルコ広場に出ていたという感じです。相変わらずサンマルコ寺院の入場待ちの行列はえげつないです。

広場に面している有名な高級カフェ、フロリアンです。高級感半端なくて入ろうにも気が引けてしまいます。

広場は一部工事中で、土木作業員の見るからにガテン系なおっちゃんたちが重労働に勤しんでいました。おそらく広場地下の下水管の交換をしているものと思われます。こういう人たちの努力の上に観光都ヴェネツィアは成立しているのですね。

その後、13時頃にホテルにいったん戻り、預けていた荷物を受け取って、サンタルチア駅に向かいました。

3日前、電車を降りて直ぐにこの風景が飛び込んできてテンションダダ上がりになりました。その風景もこれにて撮り納めです。

 

サンタルチア駅

お腹が空いてきたので、ヴェネツィア最後の食事はサンタルチア駅構内のカフェで済ませました。

写真真ん中奥で後ろを向いているお姉さんが対応してくれましたが、このお姉さんは片言ですが日本語を話せました。

「わあ、大阪から来たんですね、すごい❗️」

と言っていました。あと、なかなか美人さんでした。

日本の食パンっぽいパンにたくさんのハムとモッツァレラチーズを挟んだサンドイッチとコーラ。計4ユーロ(約640円)。普通に美味しくて安いです。基本的に物価高なヴェネツィアですが、まさかこんなところで安上がりできるとは思いませんでした。

イタリアの新幹線ITARO。ワインレッドの車体がなかなかかっこいいですね。次イタリアに来る機会があれば利用したいです。

わしが乗るのは在来線の鈍行。まずはヴェネツィアの本土側の駅、メストレ駅に向かい、そこでミラノ行きの高速バスに乗り換えます。サンタルチア駅からメストレ駅までは1.45ユーロ(約232円)。

ヴェネツィア本島がぐんぐん遠ざかっていきました。さらばヴェネツィア。必ず戻ってきたいです。

 

メストレ駅

わずか15分くらいでメストレ駅に到着しました。ここからミラノまでは高速バスで約4時間の道のりです。

ところで、今回は今まで利用したヨーロッパ全域に路線網のあるFlix Busではなく、イタリアのバス会社Itabusというものを利用したのですが、ネット予約したヴェネツィア→ミラノの片道運賃が驚きの2ユーロ(約320円)でした。しかもLCCのように預け入れ荷物に手数料を取られることもありません。こんなんで経営が成り立つのか逆に心配になるレベルです。ちなみに同じ区間でFlix Busだと4.9ユーロ(約784円)でした。これでも充分安いですが。電車だと在来線で40ユーロくらいします。

サンタルチア駅からの電車代が1.45ユーロなので、実質3.45ユーロ(約550円)ですね。

バスを待ちます。クルマのないヴェネツィアという非日常的な場所にいたせいか、当たり前のようにクルマが走っている街並みが、逆に新鮮に思えます。

バスを待っていたら、黒人の物売りがやって来ました。イヤホンを押し売りしているようです。当然買う人など1人もいません。黒人の次は、ジプシーのおばちゃんが現れて「お恵みを〜」みたいな感じで小銭をせびりだしました。ヨーロッパの暗部を垣間見た気がしました。

 

Itabus

15時30分にミラノ行きのバスに乗車します。やや遅れ気味なようです。

 

ミラノ到着

途中、パドヴァとペルガモで途中停車してから4時間の長旅の末に20時頃にミラノの地下鉄ランプニャーノ駅前のバスターミナルに到着しました。あっさり書きましたが長かったです。バスターミナルは地下鉄駅と繋がっているので、アクセスにも問題はありません。まずは宿にチェックインしてしまいましょう。

写真中央に地下鉄の券売機があります。ミラノには3日間滞在するので、3日間乗り放題券を15ユーロ(約2,400円)で購入。

ちなみに購入しようとしていたら謎の黒人の男が登場し、イタリア語混じりの訛った英語で

「ハローマイブラザー、地下鉄乗りたいんだろ、あげるよ」

と言って切符らしき紙切れを差し出してきたので、ギョッとしたものの、

「いらねぇよ」

と突っぱねたら引っ込んで後ろの同じバスに乗っていた英語圏から来たと思われる女の子グループに同じように絡んであしらわれていました。周辺にはそいつの仲間らしき黒人がちらほらいました。

やはり、ミラノの治安はこれまでの街に比べたらよろしくないみたいです。

滞りなく3日券を購入して地下鉄に乗車します。この旅初の地下鉄ですね。

車内は特にやばい雰囲気ではなく、普通でした。でも油断は禁物ですね。

 

Yellow Square Milan

地下鉄を一回乗り継いで、宿の最寄り駅のPorta Romana駅で降りて、ミラノでの宿にやってきました。

ミラノでも駅近と施設の清潔さで高評価な安宿Yellow Square Milanです。ちなみに、フィレンツェで泊まったYellow Square Florenceの系列ホテルでもあります。2泊83ユーロ(13,280円)でした。それとは別に市税が3ユーロ(約480円)。なので実質86ユーロですね。遅い時間のチェックインにも関わらずスタッフもみなフレンドリーに対応してくれました。

 

夕食

お腹が空いていたので、荷物を置いて直ぐに外出しました。しかし、周辺に数軒あるレストランはかなり混み合っていたので、地下鉄駅そばのマクドナルドに行こうとしたら、ガラ空きのピッツェリアを発見したので、どこも同じ味なマクド行くくらいならと入店。

ヴェネツィアで食べたのと同じタイプで、作り置きして注文が入ったら切り出して温めて出すピッツェリアです。もう店を探しに遠くに行くのも億劫なのでここにしましょう。

クアトロフォルマッジ(4種のチーズのピザ)2切れと、キノコとクリームチーズのピザ2切れとコーラ(ビールが欲しかったがアルコールはメニューになし)で計9ユーロ(約1,440円)のリーズナブルさ。それでいて、記事はカリカリ、チーズはトロトロで濃厚で美味しかったです。ただ、店頭に立っていたアジア系と思われる女性店員と、黒人の女性店員の2人の店員が全然フレンドリーじゃない。それどころかわしがイタリア語に不慣れなことに気づいた時の態度が、かなり横柄というかあからさまに嫌がっている感じでした。テイクアウトで地元のイタリア人客が来た時には無茶苦茶愛想よく接客していたのにです。いや、そりゃ地元民とでは好感度や対応の慣れの違いはあるでしょうけど、それにしてはあからさま。海外の観光客はほとんど来ない店なのでしょうか。ピザが安くて美味しかっただけに大変残念です。

 

という1日でした。明日は終日ミラノにいる最初で最後の日で、ミラノのドゥオーモ見学と、レオナルド・ダヴィンチの代表作『最後の晩餐』の見学など、ミラノ観光の王道が控えています。

取り敢えず『最後の晩餐』が楽しみです。あと、明日は奮発して美味しくていいものを食べたいです。

 

おやすみなさい。

 

つづく