だいすけろくの日々

だいすけろくが呟きます。旅ネタ多め✈️

イタリア旅行2024覚え書きDAY11

おはようございます。

既に帰国してから1週間が経とうとしています。

ようやく月が変わり、本ブログも写真アップ機能が復活したため、振り返りではありますが、ブログ再開です。

3月15日(金)、イタリア旅11日目です。ミラノに来て2回目の朝です。昨日はとても充実した1日となりました。尚、振り返りという体ですが、その時の感動を忘れないために、敢えてその日からの視点で書いていこうと思います。

今日は、ミラノから南イタリア最大都市のナポリに飛びます。北イタリアはこれで終了。行きたかった街、行きそびれた場所はありますが、これは次回以降の宿題です。ミラノを離れることに寂しさを感じますが、ナポリという新しい街への期待感も大きいです。

そんなこんなで気持ちが高まったためか、6時に目が覚めました。

宿の朝食をいただいてから、1時間くらい部屋でゴロゴロして、それから荷物をまとめてチェックアウトしました。これからミラノ・リナーテ空港に向かいます。

空港に向かう前にドゥオーモ広場に来てみました。ドゥオーモともこれでお別れですね。本当に素晴らしい大聖堂でした。ミラノ、正直治安あまり良くない、意外と見どころ少ない、物価高いと聞いていていて、さほど期待してはいなかった節がありましたが、2泊では物足りないくらい素敵な街でした。確かに、まあおかしな連中はいるにはいましたが、周囲に注意して一切相手にしさえしなければ恐るるに足らずかと思います。

リナーテ空港までは地下鉄移動です。ミラノにはもう一つ、市街地から45キロくらい離れたマルペンサ空港があり、長距離フライトはそちら発着になるのですが、リナーテ空港は市街地に隣接していて地下鉄でアクセスできるので楽ですね。一昨日買った3日間乗り放題のパスを使いました。

ちなみにミラノの地下鉄はイタリア国内最長路線距離を誇るそうです。

車内は他の路線よりかなり新しい感じでした。

地下鉄の空港駅にこんな立派な広告パネルが。みんなで日本に行こう的なキャンペーンかな。円安だしイタリア側にとっては安い航空券さえゲットできたらチャンスですね。

 

リナーテ空港

ミラノのドゥオーモ駅から20分くらいで終点のリナーテ空港駅に到着です。国内線とEU圏内との比較的短距離のフライトを主とする中規模な空港です。

旅に出て日程の折り返しに差し掛かる11日目、かなりイタリアにも慣れた実感があります。イタリア人の話すイタリア語も少しずつですが、聞き取れるようになってきた気がします。

空港に入って、普通にチェックインして、預け入れ荷物をITAエアウェイズの地上係員の美しいお姉さんに預けました。

マクドナルドがあったので早めの昼食。しかし、空港価格で割高だったのでベーコンチーズバーガー単品とコーラ単品を7ユーロ(約1,120円)で購入。そして受け取って席に着こうとしたら、店員のお腹の突き出たおっちゃんが笑顔でやってきてポテトを置きました。

わし「え、セット頼んでへんけど」

おっちゃん「かまへんかまへん、サービスな、ボナペティト❗️」

みたいな感じで追加料金取られることなく、事実上セットメニューになりました。おっちゃんグラッツェ‼️イタリア人の温かさに触れて満ち足りた気持ちになりました。

 

ITAエアウェイズ

1月半ばにスカイスキャナーで検索して航空券を購入しました。イタリアのフラッグキャリア、ITAエアウェイズの国内線でナポリに飛びます。片道9,500円でした。コロナ禍以前はアリタリア航空という社名でした。こちらのイメージの方が正直強いです。

純粋な安い運賃の航空券はLCCのEasy Jetが5,000円弱であったのですが、これは身一つで乗る場合で、預け荷物と座席指定の手数料込みだと15,000円くらいに跳ね上がる鬼畜仕様だったので、それならばとフルサービスキャリアのITAに即決。

機材はエアバス製のA320型。機内は満席。管制塔との交信システムに不具合があったとの理由で40分くらい定刻から遅れて離陸しましたが、イラついている人は見た感じいませんでした。CAさんは全員おじさんでした。

 

ナポリ・カポデキーノ国際空港

80分ほどのフライトで、南イタリア最大の都市であるカンパーニア州の州都ナポリの空の玄関口、カポデキーノ国際空港に到着です。ネット情報だと、マフィアの本拠地で抗争の舞台だとか、イタリア一治安の悪い都市だとか不穏な情報盛りだくさんなナポリです。ガイドブックでも割としっかりバイクによるひったくりなどの注意喚起されています。しかし、一方では、物価が安め、人情味のある人ばかり、メシうまとか、楽しげな情報もそれ以上にたくさん。

飛行機を降りてターミナルビルまでバス移動でしたが、先程までいたイタリア北端らへんのミラノより陽射しは強くて暖かく、むしろ暑さすら感じました。まさに南イタリアという感じです。

駐機場にエールフランス機が泊まっていました(上の写真)。南フランスを思い出します。

タクシーの客引きをガン無視して、空港の駐車場脇からナポリ市街地行きのAli Busというナポリ中央駅行きの空港シャトルバスに乗りました。切符は乗車時に運転手から購入で片道5ユーロ(約800円)。

空港自体が市街地から近いので、30分くらいで駅前に到着。中央駅周辺はナポリでも最も治安の悪い場所らしいので、足早に地下鉄に乗り換えます。ナポリの観光スポットは市域広範囲に点在しているわけではなさそうなので、取り敢えず1回券を買って宿に向かいます。地下鉄は全区間定額運賃で1.5ユーロ(約240円)でした。地下鉄は最近リニューアルされた感じで明るく、あまり危険な雰囲気ではありませんでした。

 

NAP Hostel Spaccanapoli

宿の最寄りのToledoという駅で降車。ナポリの地下鉄の有人切符売り場ではジュースとかお菓子が売られていました。キオスクも兼ねているのかな。

地上に出たらこんな感じです。この通りがナポリ最大の繁華街を貫くスパッカナポリと呼ばれる通りで、両サイドにはお洒落なお店や美味しそうなレストラン、ジェラート屋さんが軒を連ねていて実に楽しそうな雰囲気です。ただ、ミラノやフィレンツェヴェネツィアに比べると間違いない雑多でゴミゴミしています。

ナポリでの宿、Nap Hostel Spaccanapoliというゲストハウスに到着しました。若いスタッフのフェデリコ君は、某フランス人の知人にそっくりで、わしのことを「だいすけろくさん」と呼び、片言ですが日本語が話せるナイスガイでした。アニメオタクで日本語はアニメを見まくって覚えたのだそうです。トイレとシャワー共同で3泊朝食込みで63ユーロ(約10,080)円でした。元来70ユーロだったのがブッキングドットコムの会員割引で少し安くなりました。なかなか良さげな宿で良かったです。

わしの他にクリストフさんというスイス人の年配の男性が泊まっていました。世界80ヵ国以上旅したことがあるそうで、無茶苦茶いい人でした。さらに英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語を自由自在に操るテトラリンガルでした。まあ多言語国家スイスだしね。

一休みしたら夕食に行くことにします。

 

夕食

19時過ぎに外出です。宿は坂の途中にあり、出入り口を出たら上の写真のような感じです。この坂を下った先が煌々と輝いていました。ちょうど坂道の路地がスパッカナポリと交わるあたりです。

坂の下はこのような感じ。スパッカナポリからひとブロックほど入った通りですが、狭い路地に面して軽食を売る屋台やレストランやピッツェリアやカフェがひしめき合い、美味しそうな匂いが漂っていました。さらに路地にはノンヘルのおっちゃんの運転する原付やオートバイが絶えず入ってきて、イタリアというより東南アジアの繁華街のような雰囲気でした。洗練されたいかにもヨーロッパな感じの北イタリアの都市とはかなり違う表情ですね。まさに下町という感じです。

目についたレストランに入ってみました。いつもなら行く前にGoogleマップとかでリサーチして口コミとかチェックした上で決めることが多いですが、直感でここなら味も大丈夫だしぼったくりもない、と感じて入りました。

ボンゴレスパゲティ15ユーロ(約2,400円)、マルゲリータピザ5ユーロ(約800円)、ビール2.5ユーロ(約400円)。空腹感に任せて頼んだら結構高くなりました。単体ではむしろ割安な感じなのですが。ボンゴレとかヴェネツィアの大体のレストランでは18ユーロから25ユーロほどしていましたし。

マルゲリータピザは、やはり本場だけあってトマトソースもモッツァレラも申し分なく、生地もサクサクモチモチでとても美味しかったです。ボンゴレもニンニクと白ワインの風味がして味付けもしっかりしていて、パスタのアルデンテぶりもよかった。ただ、肝心の具材であるアサリの砂抜きが全然なされていなくて噛むたびにバリバリいうのが残念でした。

そしてお腹いっぱいになって宿に真っ直ぐ帰って、移動疲れから落ちるように寝ました。

 

そんなナポリ移動編でした。明日はナポリ観光1日目です。

 

つづく