だいすけろくの日々

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イタリア旅行2024覚え書きDAY10-2

一流ガイドのジョルジーナさんによる素晴らしい解説のおかげ充実した、『最後の晩餐』見学からの続きです。上の写真は『最後の晩餐』の向かい側の壁に描かれていた絵。キリストの磔刑が描かれています。

 

昼食

サンタマリア・デッレ・グラッツェ教会を出て昼食に向かいました。

途中で見かけた高級店。

でっかくて可愛いワンちゃん🐶

観光客向けのレストラン。ピザが20ユーロ(約3,200円)越えはもうボッタくりの領域ですね。イタリアに来て分かりましたが、基本ピザ類はパスタや一品料理と比べて割安です。もちろん昼食はここじゃないですよ笑。

ドゥオーモ広場の隣にあるSPONTINIというピッツェリアです。1953年創業の作り置きタイプのピッツェリアではかなりの老舗で、『地球の歩き方』にも掲載されています。ミラノ市内に何軒かチェーン展開しているようです。

見た感じファーストフード店感が強いです。基本メニューはほとんどピザですが、昼間だけラザニアとボロネーゼも食べられるみたいです。店長(っぽい人)はフレンドリーな横綱級の巨漢でした。

ポルチーニ茸のピザ(大)10ユーロ(約1,600円)

缶のペプシコーラ2ユーロ(約320円)

コーラはコカコーラ派ですが、こちらにはペプシしか置いていないらしい。

これは美味いです。生地も分厚くてモチモチ。熱々で作り置き感が一切ありません。チーズの量もかなり多くてボリューミーです。ミラノで食事を安く済ませたい人にはオススメです。

 

ドゥオーモ博物館

昼食を済ませた後はドゥオーモ博物館へ。ツアー代金に博物館のチケット代も含まれていたので、これは行かなければ損です。ちなみに当日券は16ユーロ(約2,560円)もします。

展示内容は、ドゥオーモの装飾品の一部を移管したもので、引き込まれるものもあれば、ややシュールに見えるものもあり、はたまたティントレットのようなルネサンス画家が手がけた聖画があったりと、意外と見応え充分でした。

個人的には見学順路の最後にある木製のドゥオーモのミニチュアが一番心惹かれました。

ただ、個人的には大学で西洋史を学んだものの近現代ロシア史専攻だった身(でもロシア語わかりません)としては、自分の知識不足のせいである程度までしか楽しめなかったというのは正直あります。中世キリスト教や教会史の知識がもっとあればもっと面白いと感じられたはずです。

それでも大学受験世界史の知識があれば何か知的好奇心に訴えかけてくる何かがあるはず。

 

スカラ座とかスフォルツェスコ城とか

ドゥオーモ博物館を出た後は、再びガレリアに。

案の定ダダ混みです。

高級レストランもほぼ満席でした。

イタリアサッカーセリエAの名門インテルミラノのオフィシャルショップ。初めての場所なのになんか既視感を感じるなあと思ったら、阪急大阪梅田駅脇にあるガンバ大阪のオフィシャルショップと同じカラーだからでした。インテルもガンバも青と黒ですし。

ちなみにわしは同じミラノを本拠地とする赤黒のチーム、ACミラン派です。

ガレリアを抜けた先には、有名な劇場スカラ座があります。洗練されたお洒落な街としてのミラノの顔は、大体この辺のエリアで感じられると思います。

スカラ座の脇からまっすぐ北に進むと、

スフォルツェスコ城の前の広場に出ます。

15世紀にミラノの王族によって建てられた城塞で、博物館意外は入場無料で公園になっています。ミラノ市民の憩いの場。ここらへんにはイヤホンやスマホケースを強引に売りつけようとする黒人が数名たむろしていました。

中庭では子供たちが追っかけっこやサッカーをしていました。

ギターを手に熱唱するおっちゃん。思い思いの時間が流れています。

観光地をガッツリ観光するのはもちろん楽しいですが、地元の人たちと同じ日常の空気の中に身を置いてのんびりするのも悪くないですね。

城壁の向こうには遊園地もありました。

 

夕食

その後、宿に戻って一休みしてから19時に再び夕食のために外出しました。ミラノに来たからには是非食べたいものがあり、それを比較的安価で食べられるレストランをリサーチしておきました。

それは、ミラノ風カツレツです。

まずは地下鉄で目当て店が近いミラノ中央駅に。巨大な駅舎です。

駅の周辺は現代的なビルが並んでいました。新市街ですね。

駅の東にあるRosso Mattoneというピッツェリア兼レストランです。

トリップアドバイザーのクチコミ点数はミラノのレストラン6150軒中1384位、家族経営と思われる暖かい雰囲気でこじんまりとしており、既に地元の人たちで席は半分ほど埋まっていました。オーナーと思しき写真中央のおじいちゃんは強面で気難しそうな雰囲気でしたが、わしに色々と気を遣ってくれました。

赤ワインが2.5ユーロ(約400円)、そしてメインのミラノ風カツレツ18ユーロ(約2,880円)。これにサービスCopertが 2ユーロ(約320円)が加算されました。やっぱり取るんかい笑。お通しはこれまでのレストランのようにバゲットではなく、フォカッチャでした。

元からミラノに来たらこれを食べる気でいたし、昼間に高級レストランのメニューを見ていたので、むしろ割安な方だと思います。

まず、ワインが感動的に美味しかったです。前にも書いた通り、わしは日本での普段の生活でワインは滅多に飲みませんが、それでも心底美味しいと思いました。ブドウの旨みが感じられました。この旅ではほとんどのレストランでワインをいただいてきましたが、舌が肥えてきたということなのかなと思いました。

そしてカツレツ。たぶんミラノ風カツレツは初めて食べました。思った以上に大きくて、一瞬食べ切れるだろうかと不安になるくらいでしたが、豚肉がとても薄くてカリカリサクサクで全然脂っこくなく、一気に食べ進めることができました。日本のトンカツとはまた違う美味しさで、何より赤ワインとの相性が抜群でした。

ちなみに話が逸れますが、ミラノには「ミラノ風ドリア」なる料理はなく、あれは大正から昭和初頭にかけて日本で考案された和製洋食のひとつだそうです。スパゲティナポリタンと同じ。さらに話を逸らすと、同じパターンで台湾まぜそばは台湾にはなく、名古屋で生まれたまぜそばだそうです。2019年に台北に行きましたが、そんなもの確かになかったです。

かなり話がそれましたが、ご馳走様でした😋ヴェネツィアの次くらいにレストラン代の高いとされるミラノですが、このRosso Mattoneは本格的に食べたい人にオススメです。ミラノの美味しいご当地グルメを食べられて満足です。

そして宿に戻って、疲労とワインの酔いでそのまま熟睡しました。ブログが1日ずれだしたのはそういう理由です。

明日はミラノそして北イタリアに別れを告げ、南イタリア最大都市のナポリに移動します。

おやすみなさい

つづく