だいすけろくの日々

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仏西旅行覚え書き DAY9

おはようございます。

旅9日目、この日はアヴィニョンからフランス最後の滞在地トゥールーズへの移動です。

↑ホテルF1アヴィニョンTGV

 

電車

午前6時に目が覚めたので、ブログをアップしながら時間を潰し、午前9時にチェックアウト、そのままアヴィニョンTGV駅からアヴィニョンサントル駅まで移動、そこからニーム行きの電車に乗りました。

アヴィニョンサントル駅→ニーム経由→トゥールーズタビオ駅の区間はヨーロッパの鉄道チケットを取り扱うOMIOというサイトで発券しました。25ユーロ(約3650円)。*1

 

ニーム

ニームまでは30分で到着です。ニームで乗り換え待ちが約3時間発生するので、少し観光することにしました。ま、観光と呼べるほどのものでもないかもしれませんが。

ニーム駅。割と古いです。

駅を出ると、だだっ広い並木道の歩道が続いています。

並木道の突き当たり左手に、アルル同様の円形闘技場がありました。やはり、今も現役でイベント等で使われたりしているようです。入場料がかかるので、外から眺めるだけ。

日本食レストランもあります。なかなか高いですね。フランスにはどの街にも必ずと言っていいほどあります。中には日本人の職人さんが営むガチなものもあるようですが*2、たぶんここは違うでしょう。てかお客さん全然入ってなかったし。

 

 

トゥールーズ行き電車

電車の時間が近づいてきたので、早めにニーム駅に戻ります。

対向ホームにTGVが来ました。マルセイユ行きのようです。TGVは線路区画が在来線と同じだから在来線にも自由に乗り入れできるようです。秋田新幹線みたいな感じですかね。

わしの乗る大西洋岸の町ボルドー行きの在来線の電車が来ました。途中のトゥールーズまで約3時間。降りそびれたら、ちぼすけ君の実家まで連れて行かれるのでしょうか笑*3古めかしい車体です。

眠くなったので、まあ3時間くらいあるから大丈夫だろうと思っていたら、わしの乗った車両には子沢山のモロッコ系かアルジェリア系だかの*4一家が乗り合わせていて、その6人の子供(見た感じ1番上が8歳くらい)たちがギャースカ騒ぎまくるわ、車内を走り回るわで、もう車内がちょっとした保育所の庭状態になっていて、全然安眠できませんでした。周りのフランス人たちも舌打ちしながら眺めていました。ちなみに全席指定なので逃げられません。

 

トゥールーズ到着そしてホテル

予定より15分くらい遅れて、トゥールーズのマタビオ駅に到着しました。少し雲行きが怪しいので、早めに宿にチェックインしてしまいましょう。

地下鉄に乗ります。トゥールーズの地下鉄は2路線しかないので、非常にわかりやすいです。一回券は1.8ユーロ(約263円)。わしはフル活用するので、バスやトラムとの共通で3日間乗り放題のパスを9ユーロ(約1,320円)で購入。地下鉄の券売機で買えました。

最寄り駅で降り、トゥールーズ名物のひとつ、運河沿いに歩きます。なかなか趣深い景観です。

トゥールーズは他のフランスの街と比べ、レンガ作りの建物が多く、雰囲気はイギリスの街に近いです。街全体がレンガで赤っぽいため、「薔薇色の街」との異名を持つようです。

運河沿いに住宅街を歩いて、今回の宿に着きました。Amido Zenという、*5フランス語ではシャンブルドットと呼ばれる所謂民宿です。今回の旅で泊まったホテルの中では何気に1番値段も良い*6ですが、朝食つきなところ、シングルでトイレ、シャワーつきなど、クオリティは完璧です。

何より、オーナーのミシェルさん夫妻が無茶苦茶いい人でした。

ホテル検索サイトのブッキングドットコムで10点満点で9.5点という高評価なのも納得です。

 

夕食

朝に売店のサンドイッチ食べて以来何も食べていないので、すっかりお腹が空いてしまいました。早速荷物置いて落ち着けたので、夕食を食べに外出します。店は既に決めておきました。

旧市街ど真ん中にある、LA MARE AUX CANARDという鴨料理レストランです。あすかも氏に勧めていただきました。味とコスパでかなり高評価のようですね。予約はしていませんでしたが、すんなり入れました。

前菜とメインのコースです。

まずは前菜のオニオンスープ。ただ、わしのイメージのオニオンスープとは異なり、これだけでも十分ボリューム満点です。チーズ、大きめのクルトン、タマネギもどっさりと、かなり具沢山です。下手すりゃメインになりうるかも。

ワインも甘口でわし好みで飲みやすい。

そしてメインディッシュです。鴨のコンフィです。カモのコンフィはフランス料理の代表格みたいになっていますが、その発祥はトゥールーズなどのフランス南西部。まさに本場の味ということですね。

鴨肉を鴨の脂で揚げてあり、かなり高カロリーと聞いていましたが、全然しつこくなく、いくらでも食べられそうでした。また、鴨肉の風味が付け合わせのポテトとニンジンにも移っていて、より美味しかったです。全部で29ユーロ(約4,230円)むしろこの値段でこれだけのクオリティの食事ができたのは満足です。

ご馳走様でした。レストランのスタッフ、シェフの方々に感謝です。

トゥールーズ、初日にして気に入りました。

次回はトゥールーズを観光します。

 

つづく

*1:トゥールーズまで直行できるTGVという選択肢もあったが、運賃は約2倍

*2:フランスの日本食レストランで多いのは、中国人かベトナムカンボジアなど旧仏領インドシナからの移民が見様見真似で営んでいるパターン

*3:彼の実家はボルドー

*4:まあ、お母さんがヒジャブ姿だったのでムスリムなのでしょう

*5:オーナーさんが相当の親日家で「網戸禅」と表記するのかとも思ったが、どうやら地区の名前らしい

*6:3泊で約23,000円