だいすけろくの日々

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仏西旅行覚え書き DAY11-2

おはようございます。

トゥールーズ11日目、サッカー場を軽く見学した続きです。

雨足が強まったので、地下鉄駅に逃げ込んで、そのまま地下鉄に乗って旧市街に戻ってきました。

 

サン・レイモン博物館

そのまま宿に一旦戻ろうかとも思いましたが、たまたまGoogleマップを開くと、サン・セルナン聖堂の隣に高評価な歴史博物館があり、営業中とのことで行ってみました。

サン・レイモン博物館です。建物自体はこぢんまりしています。昨日サン・セルナン聖堂に行った際も、気づかずに前を素通りしてしまっていました。入場料は大人(26〜59歳)7ユーロ(約1,050円)。受付スタッフの女性が非常にフレンドリーでした。

古代ローマ時代から、中世にかけてのトゥールーズやその周辺地域の彫刻や歴史的遺産の展示されていました。英語とスペイン語の解説も表記されていたため、わかりやすかったです。

トゥールーズの古い歴史を学べる博物館ですね。

トゥールーズも、歴史的にローマ時代からの長い歴史があるのは知りませんでした。

ローマ皇帝家系図と彫像のレプリカ。

ローマ時代に作られたとされる人間の喜怒哀楽全て揃った顔の彫像。

南フランスの先住民、ガリア人*1の遺構から発掘された日用品。現在でも使えそうなくらい保存状態がいいですね。

墳墓の発掘に関する展示も興味深かったです。

 

2時間くらい見学してから宿に戻りました。相変わらず雨は止みません。オーナーのミシェルさんに

「こんなに天気が悪くてすまないねぇ」

と申し訳なさそうに言われました。

 

カスレ

宿で一休みしてから、雨が小降りになった午後7時過ぎに夕食のために外出しました。フランス最後の夜でもあるので、多分日本では食べられないものを食べようと思います。

キャピトル広場の裏手にあるAu Gasconというレストランです。味とコスパ、さらに食べたいと思う料理の味でかなり高評価でした。予約なしで入れました。時間が早いためでしょう。注文は、多分初めて全部フランス語で完結できました、はい笑 赤ワイン前菜とメインディッシュのコースです。

店内はシックで落ち着いた感じでした。

前菜。トゥールーズ伝統のサラダだそうですが、まさかのフォアグラが4切れも付いていて驚きました。フォアグラなんて食べたのは人生2回目です。コクがあり、まろやかな舌触りで美味しかったです。*2

メインのカスレです。代表的なトゥールーズの伝統料理です。たっぷりの豆を油で煮込み、大きなソーセージと骨付きの鴨肉が入っています。*3美味しそうな匂いです。昼食に続く鴨肉ですが、まあこんな日だってあってよいでしょう。

見た目、匂い通り、かなり美味しいです。カロリー的には昨晩の炒飯に引けを取らなさそうですが、こちらはいくらでも入ります。多分塩分の問題でしょう。

ソーセージも鴨肉も、香辛料が結構効いていて、薄味の豆の煮込みとよく合いました。

ただ、豆の量が凄まじく、終盤はフードファイト状態でした。感覚としては二郎系ラーメンに近くなりました。フードファイトを制して達成感に浸っていたらスタッフのお姉さんに笑顔で

「デザート要らない❓」

と聞かれて秒で断りました。

全て込みで28ユーロ(約4,090円)。まあ、フランスのレストラン基準だとコスパは良いでしょう。

 

店を出ると、ようやく雨は上がっていました。

 

鴨料理に始まり、鴨料理に終わったフランス最後の街トゥールーズ滞在、悪天候に祟られはしたものの、なんだかんだでかなり濃かったですね。パリとかのようなメジャーな観光スポットは少ないにしろ、落ち着いた雰囲気の中、美味しいものを食べて街の様子やフレンドリーな地元の人々の暖かさなど、日常的なものを楽しめるのもありだな、と思わせてくれました。

長かったフランス編はこれで終了。

明日からスペイン編ですが、適度に観光して、美味しい食事にありついて、ゆるく過ごせたらな、と思います。

 

つづく

*1:ローマ時代からローマとは抗争状態であった。ローマ以後は西ゴート王国フランク王国に支配され、やがて同化する

*2:ちなみに初回は父親が知り合いからもらったお土産のフォアグラペーストを食パンに塗って食べたこと。当時は小学生だった

*3:調べたら、具材は色々あるらしいが、この店のカスレはこの1種類