おはようございます。
また前回の更新から日にちが経ってしまい、すみません。
4月19日、旅16日目です。
ビルバオ出発
この日は、バスク旅の拠点としていたビルバオを発って、イベリア半島を南下、スペイン中部のアラゴン州の州都サラゴサを目指します。
現地時間午前8時過ぎに起床し、そのままURI Hotel Bilbaoをチェックアウトしました。この旅最長の4泊5日、お世話になりました。そのまま地下鉄を乗り継いで、サンセバスチャンに行った際にも使ったSan Mames駅直結のバスターミナルへ。
お世話になった地下鉄ともお別れです。
地上からだとこんな感じです。この真っ赤な建物の地下にバスターミナルが広がっています。*1上層階はショッピングモール的な複合施設でした。
ターミナル内のカフェ*2でブランチ。ビルバオ最後の食事です。
大きめのサンドイッチ3品とカフェラテ。割と長旅になりそうで、あまり腰据えて食べる時間もなさそうなので多めに注文。8ユーロ(約1,200円)安定の飽きの来ない美味しさ。
売店で水と70セントくらいのお菓子を購入してバスを待ちました。
サラゴサへは、サンセバスチャン行き同様、スペインの大手高速バス会社Alsaのバスで向かいます。サンセバスチャンに行った際には前日にチケットを買いましたが、今回のチケットはサンセバスチャンから帰ってからネットで予約しておきました。11時30分出発で、片道30ユーロ(約4,500円)、5時間30分ほどの長旅です。さらに前に予約したら更に安くなるみたいです。
わしの座席は運転席の真後ろでした。長距離仕様になっていて、旅客機みたいな車内エンタメもあり、携帯を充電することもできます。フリーのWi-Fi電波も飛んでいましたが、接続は悪かったです。
さようならビルバオ。
サラゴサ到着
車内で寝たりブログ書いたり『地球の歩き方 スペイン』を読んだり文庫本を読んだりしながら予定よりも長い6時間揺られて午後5時40分頃にアラゴン州のサラゴサに到着しました。
時間こそかかったものの、意外と快適でした。
サラゴサは、マドリードとバルセロナというスペインの二大都市のほぼ中間地点に位置するスペイン第五の都市であり、アラゴン州の州都であり、ローマ時代からの長い激動の歴史*3を持ち、スペインにおけるカトリック信仰の一大拠点でもある所謂古都です。
スペイン国鉄のサラゴサ・デリシアス駅に隣接したバスターミナルに到着しました。
Albergue Zaragoza Hostel
バスターミナルから少し遠かったですが、バスターミナルから東に20分程歩いてサラゴサでの宿、Albergue Zaragoza Hostelに到着しました。3泊お世話になります。ブッキングドットコムで予約して1泊18ユーロ(約2,700円)の安野ですが、口コミが高評価だったので即決しました。
受付のおじさんが、サッカーのイングランドプレミアリーグのマンチェスターシティのジョゼップ・グラディオラ監督にそっくりなイケおじでした。
4泊過ごしたビルバオの宿が従業員のいない無人のホテルだったので、部屋の案内や施設の説明のやりとりなどが妙に新鮮に感じられました。
ただ、ホテルに併設されていると思っていたバルは廃業して、共用の食事スペースになっているそうです。デカデカとZの文字が壁に書かれていますが、サラゴサの頭文字なだけで、昨今のロシアとは関係ないでしょう、多分。
サラゴサプチ散策と夕食
取り敢えず部屋に荷物を置いて、午後7時過ぎから夕食とプチ散策に出かけました。
ホテルから少し東に行くとバルが軒を連ねる広場があり、古代ローマ時代の遺跡の一部らしきものがありました。
お腹も空いてきたし、一杯飲みたくなったので、目についたバルに入ってみました。
タパス5品とビールで8.5ユーロ(約1,275円)でした。もちろん、どれも安定して美味しかったですが、特に写真中央のマグロのマリネが妙に癖になる美味しさで、印象に残る味でした。トルティーヤにはチーズが入っていて濃厚な味わいでした。
そんな感じの1日でした。サラゴサの町の雰囲気としては、人々は騒がしく明るく活気があり、おそらく我々の多くがイメージするであろうスペインそのものでした。おそらく、ビルバオをはじめとするバスク地方は物静かな人が多かっただけに、そう強く感じたのだと思います。
雰囲気の違う町を移動するのは、こういう面白みのある良い刺激をたくさんもらえるから楽しいのだな、と改めて思いました。
次回は本格的なサラゴサ観光です。
つづく