だいすけろくの日々

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仏西旅行覚え書き DAY19

おはようございます。

4月22日、旅19日目の記録です。

サラゴサに泊まっています。とても熟睡し、午前7時過ぎに起きました。

 

朝食

マドリード行きのバスの発車時刻が午前10時なので、時間に余裕を持って、8時30分頃に4日間お世話になったAlbergue Zaragoza Hostelをチェックアウトし、バスターミナルのあるサラゴサ駅に徒歩で向かいました。

到着後もまだまだ時間的に余裕があったので、バスターミナル内のカフェで朝食にしました。

チーズとバゲットのサンドイッチ2個4ユーロ(約600円)

アメリカンコーヒー2ユーロ(約300円)

安定の美味しさ。

 

マドリード

これから、旅の最後の目的地、スペインの首都マドリードに向かいます。チケットは前日に購入済み。(前記事参照)

スペインでは何度もお世話になったAlsa社の高速バスです。

やはり高需要の路線らしく、バスが到着するやいなやあちこちから利用客がゾロゾロ集まってきて、行列になりました。

ビルバオからサラゴサに移動してきた際に乗ったバスとは異なり、乗降口が別々でした。午前10時5分くらいにサラゴサ駅バスターミナルを出発しました。

 

マドリード地下鉄

3時間少々で、マドリードの中心的なバスターミナル、Avenida de Américaのバスターミナルに到着。地下鉄駅とも接続しています。

2015年以来、7年ぶりにマドリードに帰ってきました。スペインでも今までの町は全て初訪問だっただけに、それらの町に到着した時とはまた異なり、懐かしいというか感慨深いです。

ここから地下鉄で一旦宿に移動します。さて、わしはマドリードに来るのは通算で4度目ですが、地下鉄の切符がチャージ式のカードタイプに変わっていた点に、何気に時の流れを感じました。*1しかし、ビルバオの地下鉄もそうだったので、まあ当たり前かもしれません。でも、旅の序盤で使ったパリの地下鉄はまだ旧式だったような。

券売機も仕様が変わっていたので、買い方に戸惑っていたら、駅員のおじさんが助けてくれました。

マドリードの地下鉄の路線網は割と複雑なので乗り間違えそうになります。しかし、その分主要観光スポットは網羅しているので、使い勝手は最高です。あと、スリには厳重注意です。

乗り換えた駅の構内になかなか笑える広告がありました笑。てんとう虫が可愛いです。*2 解放的なスペインらしい。やはりマドリードは楽しいと早くも感じだしました。2泊3日しかいられないのが惜しい気もします。

 

マドリード中心部とか宿とか

地下鉄を乗り継いでLa Latina駅で降車。地上に出て宿へ向かいます。7年前も泊まったお気に入りの宿です。当時の記憶が次第に蘇ってきました。天気も快晴です。

OK hostel Madridというマドリード中心部近くにある安宿です。

しかし、安宿でドミトリーとはいえ、ここのクオリティは非常に高く、ホテル予約サイトのブッキングドットコムでも口コミ点数が10段階中9を越える高評価がついています。バスタブつきのシャワールームとトイレが各部屋に一箇所ずつついていること、清潔感がある、各ベッドの構造が最低限のプライバシーを守りやすいものになっていること、スタッフが全員フレンドリー、すぐ近くが繁華街で朝から晩まで気軽に外出できる点が良かったのだと思います。

2泊で100ユーロ(約15,000円)。マドリード中心部ではかなりコスパは良いです。スタッフの顔触れは7年前とは変わっていて、若いスタッフが増えていましたが、暖かく、熱烈にもてなしてくれて嬉しかったです。

同室は、モロッコ人の20代くらいの青年でした。なかなかナイスガイで、前年のサッカーワールドカップの話題で盛り上がりました。日本がスペインに勝利したことをやたら絶賛していたので、わしもモロッコが準決勝まで行った*3ことを賞賛しました。*4とても嬉しそうな顔をしていました。

さて、宿で2時間くらい一休みしてから昼食も兼ねて散策に向かいました。

前にも書いた通り、宿の立地は最高で、地下鉄2路線の駅が近い上に、王宮、マヨール広場、プエルタ・デル・ソルといったマドリードの有名スポットや繁華街まで徒歩圏内なのです。プエルタ・デル・ソルに来てみました。

有名なマドリードの市章にもなっているクマの銅像周辺は工事中でした。

昼食は軽めに、初めてスペインに行った際から大好きなバル、Museo del jamónで食べることにしました。マドリード市内にチェーン展開しています。2階がレストランになっていて、安価でスペイン料理*5を食べられるのですが、今回は1階のバルコーナーへ。

スタッフも外国人観光客慣れしていてオーダーもしやすいので、初めてスペインでバルに入る人にはおすすめかもしれません。

店内は時間帯問わず賑わっています。

生ハム盛り、ビールで5ユーロ(約750円)。これにサービスでバゲットがついてきました。普通に美味しかったです。生ハムは飽きの来ない美味しさ。

マヨール広場に来てみました。有名なフェリペ3世の騎馬象。四角いスペースは様々なレストランで囲まれています。

 

プエルタ・デル・ソルに戻ってみると、ロシアの侵攻に苦しむウクライナ支援のための募金活動が行われていました。立っているのは皆、ウクライナからの避難民の方々だそう。日本ではこういう人たちが直接的に募金している場面は見たことがなかったので、胸が締め付けられる思いがしました。早くロシアがウクライナ領有を諦めて兵を引き、ウクライナに平和が訪れることを祈願し、僅かですが2ユーロ(約300円)募金しました。

 

その近くにはサッカースペインリーグのFCバルセロナのオフィシャルショップが。間違いなく前に来た時はなかったです。しかも最大のライバルのレアル・マドリードのお膝元の中心街に。大丈夫なんかな、と思いました。マドリディスタ(レアルのサポーター)は案外寛容なのかな。*6

やはり、マドリードはいるだけで楽しいです。

夕食

そうこうしているうちに、日が陰り、各レストランもオープンの準備に取り掛かりだしたので、時間帯としては早いですが、夕食にすることにしました。

何をどこで食べるかは決まっています。

前日にサラゴサで食べそびれたスペイン料理の代表格パエリアです。そのために昼食は簡素に済ませました。

食べる店も、昨晩に、ちゃんと1人前から作ってくれるのか、時間はかからないか、コスパをリサーチして決めておきました。プエルタ・デル・ソルに通じるレストラン街にあるLa Taurinaというレストランです。昼に寄ったMuseo del jamónの通りを挟んで向かい側にありました。

どうやらわしがディナータイム最初の客みたいです。タイル張りの店内にはマドリードの様々な場所を描いた絵が飾ってあります。

壁から牛が頭を突き出していました。

肉料理も有名なようです。

しかし、強い意志を持ってシーフードパエリアをオーダー。快くオッケーが出たと思いきや、30分かかるとのこと。まあ、我慢しましょう。シーフードと合う白ワインも薦めてもらいました。

そうこうしているうちに、店内には客が次々に入って来て、20分程で7割くらい埋まりました。わしの注文を取ったウェイターのおじさんは、わしの席の前を通る度に「後20分だよ❗️」「後10分だよ❗️」と声をかけてくれました。

 

そして、注文から45分経ってから、ようやくメインディッシュのシーフードパエリアがやって来ました。ハサミの立派なエビが中心部に鎮座しています。他にも中型のエビにイカムール貝と具沢山です。そして意外と大きい。

シーフードパエリア(Mixta de Mariscos)18ユーロ(約2,700円)

白ワイン一杯4ユーロ(約600円)

ビール一杯2ユーロ(約300円)

見た目通り、最高の味でした。おそらく日本で食べたパエリアを含めてもトップです。18ユーロの倍くらいの価値はあると思います。ご飯にエビと貝の出汁がよく染み渡っていて、サフランの香りと上手く合わさり、ワインにもビールにもよく合います。具材のエビも、身がぷりぷりで、頭にはエビ味噌が詰まっていました。

それをお腹いっぱい食べられて、実に幸せな気持ちになりました。

この旅で食べたものの中では、トゥールーズで食べた鴨のコンフィと双璧をなす美味さでした。

ご馳走様‼️

 

そしてそのまま宿に戻って休みました。目が覚めたらまた外出しようかとも思いましたが、疲れていたせいか、翌朝まで起きられませんでした。

まあ、疲労の蓄積に加えて長距離のバス移動があったので、当然かもしれません。しかし、それなりに濃い1日でした。大して観光していないのに、充実が半端なかったです。やはり、いるだけで、歩くだけで楽しめる街、しかも首都で都会で利便性も高い町って最高だなあ、と感じました。

この旅もあと2日。1日マドリードにいるのは翌日で最後なので、ノープランですが、まあ緩く楽しもうと思いました。

 

つづく

*1:以前は、切符5枚セットで販売されていた

*2:その後このシリーズを10箇所くらいで目撃。尚、被写体の生き物は駅により異なる

*3:準決勝ではフランスに、3位決定戦ではクロアチアに敗れて4位

*4:ちなみに英語。モロッコ人の彼はフランス語の方が得意っぽかった。まあ仕方ない

*5:ただ、パエリアはなあ

*6:ちなみにバルセロナでは、レアルのチームカラーの白い服を着て歩くだけで因縁つけられて襲われると聞いたことがある