おはようございます。
4月23日、旅20日目の記録です。マドリード中心部にあるOK hostel Madridに宿泊しています。この日は、終日スペインにいられる最後の日です。
前日の晩にたっぷり食べて飲んで、満ち足りた気分で寝て、起きたら午前9時30分を過ぎていました。
この日は日曜日で、普通スペインでは日曜日などの休日には皆家でゆっくりしていてあまり外出しないイメージがありましたが、この日は宿を出た途端に大賑わいでした。どうやら蚤の市的な不定期な市場が開かれていたようです。
取り敢えず適当に地下鉄La Latina駅からマヨール広場あたりのエリアを散策。
マドリードに関しては主だった観光スポットは過去に訪問済みなので、街の雰囲気をのんびり楽しんで緩く過ごそうと思います。
マラソン大会が開催されていて、多くの市民ランナーが走っていました。
「¡Animo!」(頑張れ❗️)と地元民たちが口々に叫んでいます。人通りが多かったのにもそういう理由があったからなのかも知れません。ただ、そのせいで、一部の道路が交通規制されていたようです。
サン・ミゲル市場
朝食がまだだった*1ため、マヨール広場の向かい側にあるサン・ミゲル市場へ入ってみました。ほぼ観光地化していて、地元民と他の欧米諸国からの観光客でごったがえし、様々な言語が飛び交っています。フードコートはほぼ満席状態。
定番のチーズと生ハムのサンドイッチをテイクアウト。コカコーラと合わせて4ユーロ(約600円)齧りながら散策再開。
マヨール広場脇の裏路地的な通り。良い雰囲気です。後でまた来ましょう。
レティーロ公園
前日にチャージした地下鉄乗車カードの元を取りたかったので、プエルタ・デル・ソル駅から地下鉄に乗ってみました。
頑張ったら歩けない距離ではありませんが、レティーロ駅で下車。ここは有名なプラド美術館やソフィア王妃芸術センター*2など、文化的施設が多いエリアです。
今回はお金をかけずに緩く過ごすので、それらには行かず*3マドリード市民の憩いの広場・レティーロ公園へ。140ヘクタールを誇る広大な公園で、かつてはスペイン王室の庭園だったそうです。
遊歩道脇には鬱蒼と木々が生い茂っていて、強めの日差しを和らげてくれています。
中心部には割と大きな池があって、有料でボート遊びができます。親子連れで賑わっていました。カモ🦆がたくさんいました。池の鯉にバゲットをちぎって与えている人もたくさんいました。長閑です。
池のほとりに建つスペイン王アルフォンソ12世の騎馬像。
その脇では大道芸人のおじさんがミニサーカスをやっていました。円柱の上の板を一回転させてジャンプし円柱の上に板を着地させた上で自分も板の上に降り立つ、という高度な技にチャレンジしていましたが、残念ながら失敗していました。まあ、失敗してしまったことは残念だけど、取り敢えず怪我はなさそうでよかった笑
少し離れた場所では、青空エアロビクス教室が開催されていました。中心で指揮っているオレンジ色のベストのマッチョなおじさんはゲイっぽかったです笑
マドリードのランドマークのひとつ、アルカラ門は残念ながら修復工事中でした。
その後は地下鉄で一旦宿に帰りました。やはり旅に出て3週間になろうとしているだけあって、疲労の蓄積は半端なく、そのまま寝てしまいました。
思い出の味
空腹感で午後7時過ぎに目覚めたので、夕食のために外出しました。昼食を食べていないので仕方ありません。まだ外は明るいです。
行く店は決めてあります。過去のスペイン旅で感動した思い出の味に再会しに行くことにしました。
やって来たのは、マヨール広場の裏手のバル街にある『地球の歩き方』でも紹介されている老舗バル、メソン・デル・チャンピニョンです。
目印は妙に脱力感のあるカタカナの書かれた看板。
多くのバルでは、タパス類を作り置きしてストックしていますが、このバルは注文が入るとその場で調理して熱々の出来たてのものを出してくれます。その分時間はかかるしメニュー数は少ないですが、数より質で勝負している感じです。前回来た時に働いていたおじさんもいました。雰囲気も最高です。
マッシュルーム(チャンピニョン)のアヒージョ7ユーロ(約1,050円)
サングリア1杯3ユーロ(約450円)
この店に初めて来たのは7年前の2016年3月でしたが、名物のマッシュルームのアヒージョに感動し、食べたくて仕方なかったのです。肉厚のマッシュルームに細かく刻んだチョリソーと香草を乗せて焼き上げたアヒージョ、とにかくおすすめです。日本酒を含めてどんな酒類とも相性抜群な味わいだと思います。
ただ、値上げしていますね。前に来た時は5.5ユーロくらいだった気がします。
シシトウの素揚げ4ユーロ(約600円)
少しヘルシーなものも食べたくなってきたので、マッシュルームの次に人気メニューだというシシトウの素揚げを追加で注文。シンプルに味付けは塩のみ。しかし、これが妙にハマりました。
まだまだここで食べたかったですが、もう一軒思い出の店をハシゴします。
2015年以来となる、メソン・デ・ラ・トルティーヤという、スペイン風オムレツの老舗です。先程のメソン・デル・チャンピニョンの2軒隣りにあります。名前が似ているのは多分偶然です。
店員のおじいちゃんがとても親切でした。
トルティーヤ(スペイン風オムレツ)6ユーロ(約900円)
チョリソー盛り合わせ4ユーロ(約600円)
瓶ビール2ユーロ(約300円)
トルティーヤは、できたて熱々で中が半熟のトロトロで、卵好きにはたまらない味わいでした。スパイシーなチョリソーと一緒に食べることで、アクセントのある味が楽しめました。ビールとの相性も抜群。
ただ、このトルティーヤ、なかにジャガイモが入っているため、お腹に貯まりやすく、最後らへんは少し苦しくなりましたが、それでも完食できました。
食べたいものをお腹いっぱい食べられて満足です。
そんな主に食の面で充実した終日観光最終日でした。やはり、マドリードはいるだけで楽しい街だな、と再確認し、また近いうちにマドリードを訪れたい、と改めて思いました。でも、その前にサグラダファミリアが完成したバルセロナの方に行くかもしれませんが笑
初めて行く町もワクワクして楽しいですが、やはり多少知っている町、尚且つ気に入った町がその国にあると、心の拠り所がある気がして安心感を感じられます。
そんな楽しい旅も、次回で最終回です。帰国の途に着きます。
つづく