だいすけろくの日々

だいすけろくが呟きます。旅ネタ多め✈️

イタリア旅行2024覚え書きDAY3

おはようございます。

イタリア旅3日目です。昨晩よく食べ、よく寝たと思ったら、目覚めたら11時になっていました。日本時間だと19時。よく考えたら、夜勤のある日の起床時刻です。疲労というより、むしろ体内時計がそのように固定されていたのでしょう。まだ旅も序盤なので、頑張って調整しないといけません。

ただ、ホテルの朝食は2日連続で食べられませんでした🥲

 

駅地下

昨日まで気づかなかったのですが、サンタマリアノヴェッラ駅の下に地下街が広がっていました。観光客は少なめですが、意外と色々な店舗があります。

 

中央市

取り敢えずブランチを食べに昨日も行った中央市場を目指します。昨日より肌寒く感じました。相変わらず旧市街は迷いそうになります。

ヨーロッパの観光地に行くと、必ずと言っていいくらい偽ブランドを路面に広げて売っている黒人集団を見かけますが、この2人の黒人さんはなかなかに画才があるようで、地面に絵を描いていました。これでどうやって商売するのか気になりましたが、事前に調べたところでは、気づかずにうっかり踏んでしまった通行人に

「おい、せっかく頑張って描いたのになんてことしやがるんだ、弁償しろ❗️」

みたいな感じで因縁をつけて法外な弁償金を巻き上げているのだとか。くわばらくわばら。

中央市場脇の革製品だらけの露店街。店番しているのはほとんどが見たところインド人っぽかったです。

 

市場は相変わらず賑わっています。

ランチタイムも近いので、フードコートはさらに混んでいました。でも、ダダ混みという感じではなく、探せばポツポツ空席がある感じです。事前に調べて気になっていたフィレンツェB級グルメを出す店を発見したのでここでブランチにします。

フィレンツェB級グルメ、牛モツサンドイッチ、現地名Lampredottoです。店員のおじさんは朗らかでフレンドリーで、少しだけ日本語が話せました。コロナ前はたくさん日本人が来てくれて、そのやりとりの中で自然と覚えたのだそうです。フレンドリーさに関してはイタリアに来て入ったお店の店員さん漏れなくそうですね。人の感じの良さでは、イタリアは間違いなくスペインと双璧をなして同率トップと思います。

さて、肝心のお味は、トマトと薄塩の優しい感じの中に、ホルモンやモツの旨みが滲み出ていて、とても美味しかったです。たぶん日本でも流行りそうな気がします。5ユーロ(約800円)

 

ジョットの鐘楼とドゥオーモ

さて、小腹を満たした所で、フィレンツェ旧市街の絶景を鑑賞すべく、フィレンツェで最も高いジョットの鐘楼に登ってみることに。チケット売り場がわかりづらかったですが、鐘楼の出入り口にいた係員のおばちゃんに訊いて無事に購入。ただ、当日券だと20ユーロ(約3,200円)もしました。何気に痛い出費。

14世紀に建築家ジョットによって建設されたこの鐘楼にはエレベーターがなく、414段もの階段のみ。さらにとても狭いので、時間帯で区切って入場制限をかけているようです。

まずは前の時間帯の見学者が捌けるまで並ばねばなりません。

狭くて急な螺旋階段を登ります。すれ違うのも難しそうです。制限かけるのも仕方ないですね。あと、年配の人も割と多く、確かにこれはしんどいです。汗が滲んできました。

ひたすら登りっぱなしではなく、ところどころに踊り場があり、休息できるので、まあ大丈夫でしょう。

鐘楼の最上階からフィレンツェの南を見下ろします。左側に昨日訪れたウフィツィ美術館が見えます。

西側。サンタマリアノヴェッラ駅が見えます。

北側。真っ直ぐな道が印象的です。

東側。フィレンツェで2番目に高いドゥオーモのドームが間近に聳えています。

ほとんどの屋根が赤茶色で統一されているのがとても印象的で、その独特の景観と芸術活動が盛んだった歴史が相まって、フィレンツェが「屋根のない美術館」という異名をもつことがよく理解できます。

鐘楼を降りると次はドゥオーモ見学。こちらはドームの展望台以外は入場無料です。

ただ、事故防止の観点から入場制限をかけているため、入り口には長蛇の列。しかし、意外と進みのが早く、5分くらいで入れました。

写真の右側のピンク色の服のおばちゃんはジプシーで、並んでいる人たちに片っ端からお金をせびっていました。皆が無視していたらどこかに行ってしまいました。

中は見どころ自体は少ないですが、ミケランジェロが手がけたとされるドーム内側の絵画は圧巻でした。

 

アカデミア美術館

ドゥオーモの次はアカデミア美術館へ。

入場料は当日券で16ユーロ(約2,560円)。

ミケランジェロの彫刻作品を中心に多数のフィレンツェ発祥の芸術作品が展示されていますが、わしの目当てはミケランジェロの彫刻作品の中でも代表格の

ダヴィデ像であります。

意外に巨大で、身長5メートルくらいあります。

思えばこの作品に出会ったのは中学校の歴史の図表。全裸にバカウケした下ネタ大好きなだいすけろく少年は、絵心を無駄遣いしてこのダヴィデ像にパンツを穿かせたり胸にブラジャーをつけたりして悪ふざけをして先生に呆れられていたものですが、実物はそうはいきません。

後ろに回って見ればわかりますが、この像は、旧約聖書に登場する若い頃の古代イスラエルの王ダヴィデが敵の巨人兵士ゴリアテを投石1発で葬り去ったエピソードを表現していて、右手に石を、左手に石投げ機の紐を握っているのがわかります。

他にもミケランジェロのマイナー作品も多数あり、彼の情熱が伝わってくるようでした。とても充実したひとときでした。

ところで、このダヴィデ像の写真を最近アカウント作った新興SNS Blue Skyに投稿したところ、後で「性的コンテンツに抵触」みたいな警告が表示されるようになりました😅

 

ヴェッキオ橋

その後は歩いてフィレンツェを流れるアルノ川にかかるヴェッキオ橋へ。ウフィツィ美術館からも近いです。

橋の上にも店が立ち並んでいて、歩行者天国みたいな感じです。

宝石やそれを用いた高級アクセサリーの店がほとんどでした。昔からそんな感じだったようです。

 

日が傾きかけた頃の橋の上からのアルノ川の眺めはなかなかでした。

 

 

Giotto Pizzeria Firenze

その後、サンタマリアノヴェッラ駅前のマクドナルドで1.2ユーロ(約198円)のコーヒーをお供に休憩してから夕食に。ピザの気分だったので、マクドナルドから程近いピッツェリア、Giotto Pizzeria Firenzeに。フィレンツェでもクチコミトップクラスの有名店みたいです。

店内はシックで落ち着いた感じ。

立派な窯があり、職人さんがせっせとピザを焼いています。

ピザ・パルミジャーノ(具材はトマトソース、パルメザンチーズ、モッツァレラチーズ、サラミ、バジル、キノコ、茄子)。赤ワインと合わせて17ユーロ(約2,720円)。チーズにパルメザンチーズを使っているだけあって、濃厚な味わい。初日に食べたカプリチョーザとも違って生地もサクサクモチモチで、これはこれで大当たり。店員さんも皆気さくでイケメン揃いでした。

 

そんな3日目でした。昨日に続きかなり有意義で、観光も食事も散策も充実した1日でした。何より、自分が少しずつフィレンツェという街に馴染みつつある感じがして嬉しいです。

しかし、そうは言っても時間は有限です。明日はフィレンツェに別れを告げて次の街ボローニャに移動しなければなりません。名残惜しい気持ちもありますが、新しい出会いに期待しつつ、前向きに旅を続けていきます。というか、まだやっと3日目が終わったところなんですね。体感では既に1週間くらい旅している感じなのですが笑

 

おやすみなさい。

 

つづく