だいすけろくの日々

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仏西旅行覚え書き DAY5-1

おはようございます。

ニース3日目です。前稿でも書いた通り、空腹で午前3時に目覚めましたが、水しかなかったので、それを飲み干してから二度寝、7時に起床しました。宿には朝食サービスなどついていないため、近くのマクドナルドで朝マックしました。なお、フランスのマクドナルドは、朝の時間帯でも通常のメニューが頼めるようです。

マクドナルドへ行く途中の砂浜で釣り糸を垂れているおっちゃんがいました。中が釣れるのかな。ちなみにわしの地元だと、シロギス、ヒラメ、マゴチが釣れますが、昨日の朝市の魚屋コーナーには並んでいなかった。

 

サン・ニコラ聖堂

この日は行こうとしていた目的地があるのですが、時間に余裕あるので、朝食後はニースの中では割とディープなスポットである、サン・ニコラ聖堂に来ました。住宅街の中にあり、出入り口は正門一ヶ所しかないため、少し迷いました。

ロシア国外のロシア正教会寺院の中でも最大級だそうで、実際に5人ほど先客の見学者がいましたが、彼らはロシア語で会話していました。ずっとフランス住んでいたのか、それともウクライナ戦争に反対して逃げてきたのか。*1

ニースはヨーロッパのリゾート地として19世紀から本格的に発展してきたわけでしたが、ロシアの王族も訪れていたそうで、ロシアの王族の祈りの場として建立されたのが始まり。20世紀初頭に起こっロシア革命を経ての社会主義政権樹立の際には、反革命派のロシア人が多数国を追われて逃げて来て、彼らの心の拠り所にもなっていったそうです。

内部は、2017年のロシア旅*2を彷彿とさせるロシアな空間でした。やはりフランスのカトリック系の聖堂とは一味違います。ただ、ゆっくり座ってくつろいだり祈ったりする椅子は置いていませんでした。このご時世、ロシアを感じられるこういう場所は貴重です。

 

エズ村へ

さて、サン・ニコラ聖堂の後は、メインの目的地、エズ村に向かいます。

エズ村は、ニースの東側に連なる地中海から切り立った断崖絶壁の縁に作られた「鷲の巣村」と異名を持つ集落のひとつです。このような足場の悪い場所に敢えて集落が作られた理由は、この集落が地中海を渡ってくる外敵*3から守るための砦だったからだとされています。下の海側からは攻撃しにくいし、逆に高い所からだとすぐに敵を発見しやすいし、攻撃も有利ということなのでしょう。

市内トラムでやや町外れのVauban というバスターミナルに向かいます。バスとの共通券1.5ユーロ。

82番のバスに乗ります。既にエズ村行きの観光客でいっぱいでした。

バスはニース市街地を抜けると、急カーブや上り坂がひたすら連続する道をクネクネと進みます。この時点で車窓には十分な絶景が。高所恐怖症の人はかえってしんどいでしょうが。

40分くらいで、エズ村の最寄りのバス停に到着。帰りもここから乗りました。

村の入り口です。ここから急な坂や階段を徒歩で上がって行きますが、長くなったため、一旦ここで切ります。DAY5-2に続きます。

 

つづく

 

*1:このご時世、地元民はこの聖堂をどう思っているのか少し気になった。まあ見た感じヘイトを受けている感じはしなかった

*2:筆者は同年3月、モスクワ、サンクトペテルブルク、ソチ、ジョージアのゴリ、トビリシを旅した

*3:具体的には北アフリカからのイスラム勢力。地中海地域はイスラム勢力とカトリック勢力との攻防の場であった。