だいすけろくの日々

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仏西旅行覚え書き DAY8-1

おはようございます。

アヴィニョン3日目となりますが、この日はアルル日帰り訪問です。当初はここで2泊くらいしようかと思っていましたが、小さな町であることと、日程の都合上、また、電車で片道30分足らずで着けるらしいことから、日帰りにしました。結果的にそれで十分でした。

 

アルル行きの電車

朝8時に起床し、アヴィニョンTGV駅へ。朝食は構内の売店のサンドイッチです。

まずはアヴィニョン・サントル駅まで。アヴィニョンTGV駅からアルル駅まで通しで片道9.5ユーロ(約1,425円)でした。

アヴィニョン・サントル駅で、マルセイユ行きの電車に乗り換えます。アルルは途中停車駅。

車内。日本と似ているようで、全然違います。例えば座席の方向は変えられません。*1

アルル駅には25分くらいで到着しました。

駅から南に徒歩5分もかからず、旧市街入り口です。

 

円形闘技場

旧市街を進みます。道が全然舗装されていないのは何でかな、と思いました。

アルルは、古代ローマ帝国の属州からの長い歴史を持ち、また、音楽家ビゼーの『アルルの女』の舞台ともなり、さらに印象派の画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホが芸術創作活動の拠点としていた町です。

旧市街を抜けると、目の前に古代ローマ時代に建造された円形闘技場コロッセオが現れました。入場料は、付近の他の施設との共通チケットで16ユーロ(約2,400円)。

ローマ時代の遺物に遭遇するのは2019年のトルコ旅以来。*2小アジア(トルコの旧名)からこのフランスやイベリア半島までの地中海世界を広範囲に統治したローマ帝国のスケールの大きさを改めて感じました。

この闘技場は1世紀頃に建造されたようで、ローマにある本家コロッセオよろしく剣奴の決闘や、剣奴と猛獣との異種間格闘技大会などが開催され、収容人数は約2万人に登りました。

客席に出る前の通路の様子。

客席からの眺め。

ところどころ補強、改修の手が加えられていますね。

なお、この闘技場はローマ時代以後も劇場や闘牛場*3として使われ続け、現在でもローマ時代の再現イベントやコンサートホールとしても現役なようでした。

確かにスペインのセビリア*4で見た闘牛場に雰囲気がそっくりです。

最上段の席から見下ろすアルル旧市街も良い眺めでした。

 

古代劇場

闘技場の次は隣接する古代劇場へ。ここはローマ時代の頃の紀元前1世紀頃に建てられたとされる屋外劇場で、建てられた当初は豪華な彫刻などの装飾に彩られていたそうですが、その後は埋没し、18世紀頃に再発見され、発掘が進み、改めて日の目を見たという、なかなかの歴史を持ちます。

舞台から観客席を見た眺め。当初は12,000人もの観客を収納できたそうです。尚、こちらも現在でもコンサート会場として利用されています。

客席から見た舞台。もちろん、補強もきっちりなされています。

もっと豪華絢爛だったであろう時代の名残。

 

そんな感じでアルルの史跡を見学しています。

 

つづく

 

 

*1:というか座席の方向変えられるのは日本だけと聞いたことがある

*2:この時はエフェス遺跡に行った

*3:プロバンス地方にも闘牛は伝統文化として残されている。スペインのみならず。他にもポルトガル北部にも闘牛文化はある

*4:2015年に訪問